飼育難易度低め?かわいいミヤコヒキガエルの飼い方


両生類・飼育しやすい・見た目が可愛い・鳴かない。
今年の4月から飼育を始めたある生き物の特徴だ。
そして、正確には鳴く。
これらを見て、ピンとくる方がどれぐらいいるだろうか?
その生き物とはミヤコヒキガエル。
名前は『がまくん』(写真向かって右)と『かえるくん』(写真向かって左)。
本記事では、ミヤコヒキガエルの魅力と飼育環境について紹介します。
カエル飼育に興味のある方は必読です。
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ミヤコヒキガエルって?大きさや寿命は?
ミヤコヒキガエル。
その名の通り生息地は沖縄の宮古島諸島。
畑や草地に生息する。
体長は6〜12センチ、体重は25〜200グラム程度とヒキガエルの中ではかなり小柄。
ヒキガエルなので外的から見を守るための毒を体表から出すことがあるようだが、今のところ毒の脅威は感じない。
寿命は10年程度。
宮古島に生息するニホンヒキガエルといえる位ニホンヒキガエルに似ているが、ニホンヒキガエル程大きくはない。
体色も褐色や茶色のものが多いようだ。
ミヤコヒキガエルはとにかく可愛くて飼育しやすい
小柄で手足が短く、動きもゆっくり。
そして大きな黒目。
見た目も仕草もヒキガエルの中では群を抜いているのではないか。
とにかく可愛いのだ。
また、余裕があるなら2匹以上の多頭飼育をオススメしたい。
ヒキガエルは基本的に多頭飼育可能で問題なく共存できる。
1匹でも充分可愛いのだが、複数飼育すると、寄り添う姿や、餌をとられて怒る姿なども見れて可愛さ倍増だ。
我が家では、このミヤコヒキガエルをお迎えする以前から、クランウェルツノガエルを2匹飼っている。
クランウェルツノガエルも充分かわいいのだが、なにせ腹が減らないと土から出てこない。
基本的に目だけを赤玉土から出してじっとしているか寝ているかで、オスは時々思い出したようにデカい声で鳴く。
毎朝土からのぞく目玉を見て生存確認をするのが私の日課になっている。
ジャンル的にはブサカワとかキモカワといったところか。
▼クランウェルツノガエルの飼育方法についてまとめた記事はこちら
→【爬虫類飼育とも相性抜群!!】かわいいクランウェルツノガエルの飼育方法。
なんだかクランウェルツノガエルの悪口のようになってしまったが、これはこれでかなり癒やされている。


一方、可愛さの正統派といえるのがミヤコヒキガエル。
ミヤコヒキガエルは比較的良く動くので観察していても色々な姿を見せてくれる。
大きな黒目で、動きもコミカルなので、やはり子どもたちにはミヤコヒキガエルの方がウケがいいようだ。
ここまでミヤコヒキガエルの可愛さばかりを紹介してきたが、ミヤコヒキガエルは飼育しやすいのも魅力の1つ。
- 大きくならない
- ほとんど鳴かない
- 何でもよく食べる
- 国内種なので日本の気候に合う
- 多頭飼育可能
初めてカエルを飼育する人にとってこれほど好条件のカエルはいないのではないのだろうか?
クランウェルツノガエルを飼育する前に、このミヤコヒキガエルの存在を知っていたら。。。。
正直かなり迷ったのではないだろうか。
通販も可能!!ミヤコヒキガエルの入手方法
このミヤコヒキガエル、条例で宮古島からの持ち出しは禁止されている。
入手できるのは、大東島などに生息するミヤコヒキガエル。
何らかの理由で宮古島から持ち出されてしまったようだ。
これらのミヤコヒキガエルは国内外来種という扱いだ。
オススメなのがヤフオク。
扱われているのはほとんどが大東島で捕獲された個体だ。
ミヤコヒキガエルは両生類なので、通販も可能。
価格的にもペットショップで入手するよりも安く手に入る。
出品者によっては、サイズなどの希望も聞いてくれるので非常に利用しやすい。
また、人工餌に餌付けが済んでる個体が出品されていることもあるので、餌に不安がある方には心強い。
我が家のミヤコヒキガエル二匹も、ヤフオクで入手して、元気一杯で自宅に届けられた。
どうしても実物を見てから購入したい場合はショップでの購入になる。
ただしこちらは入荷も不定期な上に、人気があるため常に品薄状態。
もし行きつけのペットショップなどがあれば、入荷の連絡などをお願いしておいてもいいかもしれない。
ミヤコヒキガエルの飼育環境(ケージ〜温・湿度)
ミヤコヒキガエルは日本のカエルだけあって割と簡単な飼育環境で飼育可能だ。
簡単とはいえ最低限の準備は必要になる。
飼育ケージ
ミヤコヒキガエルは割と活発に動き回るのでそれなりの広さは欲しいところ。
そして何気に重要なのは通気性。
カエルというと、常に湿った環境を好みそうなイメージがありますが、ミヤコヒキガエルは違う。
ミヤコヒキガエルに限らず、ほぼヒキガエル全般にあてはまるのだが、やや乾燥した環境を好むというのがヒキガエル飼育者の中では常識となっている。
我が家では、通気性と利便性を備えたグラスハーモニー360を使用している。
このグラスグラスハーモニーはレオパにも使用しているがとにかく優秀なケージだ。
▼グラスグラスハーモニーについては記事はこちら
→ヒョウモントカゲモドキ】レオパをグラスハーモニー360に引っ越し!飼育ケージはこれで決まり!?
ミヤコヒキガエル2匹を飼育しているが、まだサイズも小さいこともあって今のところ全く問題なさそう。
スペースが許されるならグラスハーモニー450が理想だったが、こればかりは仕方ない。
グラスハーモニーは観音開きで非常に飼育しやすいケージだが、他にも大きめのプラケや、衣装ケースも利用可能。
飼育してみるとわかるのだが、普段はノソノソと動くわりに驚かせた時などは意外と跳ねる。
適当なケージで飼育できるのは間違いないが、脱走にだけは注意を払いたい。
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床材
カエルに限らず必ず起こる生き物の床材論争。
結局のところは最適解はないように思える。
レオパの床材として私の中では秀逸な医療用サージカルドレープ。
今のところこれに取って代わる床材は見つかっていない。
▼サージカルドレープについてまとめた記事はこちら
→脱・キッチンペーパー!!誤飲の心配なし!!ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の床材にはあの意外なモノがおすすめ!
当初ミヤコヒキガエルにも同じ物を使用してみたが、ミヤコヒキガエルでは使えないと感じ使用中止。
水入れへの出入りが頻繁で、ちょっと驚くことがあると小便をチビり、サージカルドレープを汚しまくるミヤコヒキガエルたち。
レオパと違い床材のドレープの交換が頻繁過ぎる。
このペースでドレープを使い続けたら床材貧乏になってしまう。
ソイル、キッチンペーパー、ペットシーツ、赤玉土、黒土。
これらがミヤコヒキガエルの床材の定番として挙げられる。
結局は好みの問題だが、シート系の床材は交換が頻繁になることが容易に予想できたので、我が家ではツノガエル飼育で大活躍中の赤玉土を選択。
今のところ大きなトラブルもないのでしばらく赤玉土で飼育して様子をみることにする。
▼赤玉土についてまとめた記事はこちら
→レイアウトも映える!!かわいいミヤコヒキガエル飼育の床材は赤玉土で決まり!!
水入れ
ミヤコヒキガエル達の様子を見ていればわかるが、水入れは必須アイテムのようだ。
ミヤコヒキガエルはやや乾燥した環境を好むということなので、ほとんど霧吹きなどはしない。
当然床材の赤玉土も基本は乾燥している状態。
お腹の皮膚から水分を水分を吸収するカエルにとって水入は唯一の水分吸収の場となる。
観察していると、度々水入れの水に浸かっている様子が見られる。
ただし水入れはこの他にも大事な役割がある。
ミヤコヒキガエルはこの水入れに排泄する。
普通に餌を食べていれば、数日に1回は、水入れに立派な💩が確認できる。
💩だけではなく、どうやら基本排尿も水入れの中で済ませているようだ。
床材の赤玉土を濡らすのは、驚いて小便をチビッた時位だ。
基本的に水入れの水を毎日変えればケージは清潔に保たれるので、日々の管理が非常に楽だと感じる。
実は、飼い主にとっても水入れは必須アイテムなのだ。
水入れは、ミヤコヒキガエルのお腹が浸る位の水を入れられれば何でもよさそうだ。
▼レイアウトにこだわりたいならこんな水入れもカワイイかも。
飼育温度
ミヤコヒキガエルはだいたい20〜30℃の間で飼育されている事が多い。
実際の感覚では、20℃前後でもかなり活発に動き回っているし、餌食いも落ちるような感じはない。
湿度も、70〜80%で、やや乾燥気味に。
湿度に関しては、水入れがあればカエル自ら水入れに出入りして調節するので、過湿にならないようにしておけばほぼ問題はなさそうだ。
日本のカエルなので、温度への適応力はレオパなどと比べるとかなり高い。
まだ冬を迎えていないのでなんとも言えないが、暖突はやりすぎな気もする。
とりあえずは食欲などを見ながらパネルヒーターでの調整をする予定だ。
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ミヤコヒキガエルの餌
ミヤコヒキガエルはとにかく食欲が旺盛。
餌の頻度がなかなか難しい。
慣れてくると、1時間ほど前に給餌したにもかかわらず、ケージに近づくとソワソワしだす。
食べさせすぎには注意だ。
現在は体型を見ながら数日置きに餌を与えるようにしている。
肥満は寿命を縮めてしまう。
コオロギ・ミルワーム・デュビア・ワラジムシのような生き餌を中心に、体に対してサイズが大きすぎなければ何でも食べる。
▼ワラジムシについてまとめた記事はこちら
→【【歩くカルシウム!】ワラジムシはヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の生き餌として使えるか?
我が家のミヤコヒキガエルたちは、まだサイズも小さいからなのか、今のところ1番のお気に入りはワラジムシ。
そのボリューム感のなさから、レオパやツノガエルたちの需要は低いため、最近おろそかになっていたワラジムシの飼育に、また注力する時がきたようだ。
▼ワラジムシ飼育についてまとめた記事はこちら
基本は生き餌のような動くものにしか反応しないが、慣れてくれば人工餌も積極的に食べてくれる。
生き餌が苦手という方は、先程も紹介したように、すでに人工餌に餌付いた個体を入手すればいいと思う。
ミヤコヒキガエルはなつく?
ヒキガエルは人になつくカエルだなんて言われている。
飼育を初めて3ヶ月。
なつくかどうかの判断はまだできない。
というか、今のところなついてはいない。
餌以外で手を入れればビビり倒して相変わらず小便をちびって逃げる始末。
You Tubeなどを見ていると、なついていると思われる動画もあるのでなつくこともあるのかもしれない。
こんなにかわいいカエルがなついてくれたら。。。。。。
まあカエルに限らず、爬虫類・両生類はなつくというより慣れるというのが常識だ。
あまり大きな期待をせずにのんびり待つことにする。
▼びびりのミヤコヒキガエルの餌付けについてまとめた記事はこちら
→ミヤコヒキガエルが餌を食べてくれない。おすすめの餌と餌付けに成功した方法を紹介!!
ミヤコヒキガエルと寄生虫
流通しているミヤコヒキガエルは、その多くが野生下で捕獲されたワイルド(WC)個体。
当然お腹の中に寄生虫を持っていてもおかしくはない。
というより、ほぼ寄生虫がいると考えておいた方がいい。
寄生虫が必ずしも悪い影響をもらたすとは限らないが、気になる場合は、駆虫済み個体や、CB個体を探して購入することをオススメしたい。
▼ミヤコヒキガエルの寄生虫について
まとめ
長々と書いてしまったが、とにかくミヤコヒキガエルはカワイイ。
そして非常に飼育しやすい。
カエル飼育を検討中の方は、是非ミヤコヒキガエルも候補に入れてもらいたい。
もし飼育することになったら2匹以上の飼育をおすすめしたい。
見た目通りミヤコヒキガエルは温厚なカエル。
喧嘩などせずにのんびりと共存する姿は癒やしを倍増させる。
レオパかニシアフをもう1匹だけお迎えしようと思っているうちにいつの間にか、カエルが4匹(クランウェルツノガエル×2、ミヤコヒキガエル×2)になってしまっている。
沼は果てしなく深い。。。。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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